芽室町民のブログ。

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お酒って”7時間後”でも抜けてない?飲酒の常識を再確認

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昨日、芽室駅前でみなくる商店街のビアガーデンがやっていましたね。
いやいや完全に盲点でした・・・どこにも告知書いていなかったんですもの。。

 

夜、めむろーどに買い物に行って「なーんか騒がしいなあ、いあだなあ怖いなあ」と思ったら…やっている。
びっくりです。そして見事に誘われました。
焼きそばとビール、すごいおいしかった!


そういえば以前書いた、来週8/6芽室駅前で行われる商工会青年部ビアガーデンの前売り券、めむろーど3F商工会のほか、青年部の方々のお店(部長のみやま鍼灸整骨院さんなど)でも手に入るようですね。

200円分安く手に入りますので、週末楽しまれる方は先に手に入れておくとお得ですよー。


とまあ、最近ビアガーデンの話題を立て続けに書いているわけなんですが、ビール・お酒と言うと私たち道民が特に気にしたいのが「飲酒運転」
みんな基本的に移動手段が車ですから、北海道。

 

一度詳しく知っておきたいなと思っていたので、簡単にまとめてみました。

 

○ 飲酒には2パターンある

○ 自転車もダメ、同乗者・お酒をすすめた人、車を貸した人もダメ

○ お酒は7時間でも抜けない場合がある

この3点書いてます。ちょっと長いのでお暇な方はどうぞ。

 


○ 飲酒には2パターンある

 

飲酒と言っても、法律で罰せられるには2パターンあります。

 

・「酒酔い運転」 …どのくらい飲んだか?ではなく、運転に支障があるほど酔っている状態
・「酒気帯び運転」…呼吸中アルコール濃度0.15mg/L以上の場合

 

上の方は一目でわかるように、そんな状態で運転すると明らかに危ないのでアウト。
当然ながらすごく重い罰則がついてきます(罰則は下に書いておきます)。

 

問題は下の「呼吸中アルコール濃度0.15mg/L」の部分。
よく聞くんだけど、実際よくわかんないなあ。。という方が多い部分です。

 

ちょっと実例を出してみます。

 

例)体重65kg 男性(日本の成人男性の平均体重)
→ ビール(アルコール濃度5%)約325ml
→ ワイン(アルコール濃度12%)約135ml

このくらい飲むと、もう「呼吸中アルコール濃度0.15mg/L」の基準を突破します。

 

ざっくり言うと、お酒を飲むと血液の中にアルコールが入り、そのアルコールが呼吸にも混じっていきます。

単純にお酒を口からとったので、口の中にお酒の匂いがついている…というわけではないので注意。


ちなみにちょっと面倒ですが計算式でも出せます。

 

アルコール血中濃度(%)=
(飲酒量(ml)×アルコール濃度)÷(833×自分の体重kg)

出展:サントリーホールディングス株式会社


計算式が難しい方は、上に書いた成人男性を基準にしてください。
体重が65kgより上の方は引き上げて、下の方は引き下げて…というように。


ちなみに平均的な成人女性(体重52kg)でしたら、計算すると基準に達するのはビール260ml、ワイン108mlとなります。

 

どういう場合にしても、お酒コップ1杯でほぼほぼアウトです。

 

そして良く知られていないのですが、ビール1本ほどで事故率は2倍になります。
2杯、3杯と飲むとどうなるんでしょうね…。恐ろしい。
アルコールは脳を麻痺させていると言いますから、当然と言えば当然なのですけれども。


(罰則)

「酒酔い運転」
罰則:5年以下の懲役又は100万円以下の罰金
違反点数:35点
免許:取り消され、最低3年間はまた取ることができません。

酒気帯び運転」
罰則:3年以下の懲役又は50万円以下の罰金
違反点数:呼気1リットル中のアルコール濃度が0.25mg以上は25点、0.25mg未満は13点
免許:0.25mg以上は2年間の免許取り消し、0.25mg未満は90日間の免許停止。

 


○ 自転車もダメ、同乗者・お酒をすすめた人、車を貸した人もダメ

 

これに関しては結構有名ですが、おさらいとして。

 

自転車の運転でも取り締まり対象です。
軽車両ですから、同じ車両です。


あと、お酒を飲んでいる運転手だけではなく

・同乗者
・お酒をすすめた人(その場にいなくても)
・お酒飲んだ人に車を貸した人

も取り締まりの対象に入っています。

 

お酒に関係する方は、みんなで気を付けていきましょう、ということですね。


罰則
「車両提供者(車を貸した人)」
酒酔い運転:5年以下の懲役又は100万円以下の罰金
酒気帯び運転:3年以下の懲役又は50万円以下の罰金

「お酒をすすめた人・同乗者」
酒酔い運転:3年以下の懲役又は50万円以下の罰金
酒気帯び運転:2年以下の懲役又は30万円以下の罰金

 


○ お酒は7時間でも抜けない場合がある

 

アルコールが抜けるまでの時間ですが、よく
「7、8時間」
なんて言われていますが…これ、正確では無いようです。

 

というのも、大量に飲んだ場合、7時間以上お酒が抜けていない場合があるみたい。

 

実は、お酒の抜ける傾向として

 

・飲んだ分に比例して、分解時間が増える
・体重が重い人ほど分解時間が短くなる

 

という傾向があるとのこと。


一般的な分解時間の人の例をだすと

男性(70kg)
ビール350ml(アルコール分5%) → 約2時間で分解
日本酒180ml(アルコール分15%)→ 約3時間で分解

 

女性(50kg))
ビール350ml → 約3時間で分解
日本酒180ml    → 約4時間20分で分解

 

つまり、成人男性が前日の夜21時くらいから缶ビール(350ml)6缶飲んだとすると、次の日の朝8時出勤時にまだお酒が体の中に残っている計算です。
6缶分だと、6×2時間で12時間消化にかかりますので。

(※ 分解速度には個人差があります)

 

「7時間で大体お酒が抜ける」と覚えるよりは、

「飲んだ分だけお酒が抜けるのに時間がかかる」と覚えておいた方が良いでしょう。

 

飲み始めた時間や、個人の分解速度、体調などにもよりますが、大量に飲む場合は翌日の朝ゆったりできる日にしておいた方が良いかもしれませんね。

(今回参考にさせていただいたページ。もっと知りたい方はご参考ください。

→ 肝臓の基礎知識 さん http://kanzoukiso.com/alcohol.html

 

 

さて長々と書いてきましたが、私も最近の記事がお酒関連ばかりのように、お酒は好きです。
いえ、ちょっと控えめ表現でしたね。大好きです。笑
ですので危ないから飲酒をするな、とはあんまり言いたくありません。

 

だから、心置きなく楽しんで飲めるよう、お酒に関する知識をしっかりつけて、ルールを守っての飲酒をしていきましょう!

 

 

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